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承認欲求の考察

承認欲求をキーワードに、人間心理や社会を考察します。

序列

生存競争と甘え その3

個人の運の善し悪しを無視して競争や努力を強調する人は、自分は向かうべきゴールを知っていると軽信しているのかもしれないと前回述べました。 「生存競争なのだから甘えるな」という見解を持つ人の多くは、とりあえず金があれば生き残れる確率が高いと考え…

生存競争と甘え その2

前回からの続きです。 ダーウィンの進化論を、競争に勝ち抜いた者が生き残り子孫を残すことで進化していくことだと理解し、人間も同様だ甘やかすなと結論付ける人は少なくありません。進化論は(1)個体差が存在すること、(2)環境に適さなかった個体は淘汰…

生存競争と甘え その1

前々回に尊厳はセーフティネットだと述べました。セーフティネットに関しては「甘やかせば人間は怠惰になるだけだ、死ぬ気で競争してこそ人は最大の力を発揮するものだ」という反論がつきものです。 今回はこの反論に関して掘り下げてみましょう。そもそも競…

劣等感からの回復

前回は尊厳について述べました。「底が抜けつつある今の日本では、尊厳なんて考えることすら無駄だ」と思う人もいるかもしれません。しかし人には尊厳があるという考え方は、社会がどうであろうとも個人が生きやすさを求める上で役に立ちます。劣等感を例に…

自尊心と尊厳

前回は自尊心について考察しました。 自尊心に似た言葉に尊厳があります。「個人の尊厳」という言葉は、人間は生まれながらに持つ根源的な価値を意味します。それはすべての人に同等に存在するもので、増えたり減ったりするものではありません。従って「私は…

序列 その5 経済格差について

前回平等について言及しましたが、この言葉は非常に誤解を生じやすいものです。今回はその補足も兼ねて、格差について考察します。格差と言ってまず思い浮かべるのは経済格差です。経済的に豊かな人と貧しい人が存在します。 世の中には経済格差は全く存在す…

序列 その4 平等は絵に描いた餅か

「序列はないなんてただのキレイゴトではないか、実際は社会には序列があってみんな下に落ちないように必死で努力しているのだ」このような理屈で序列を受け入れる人が存在します。キレイゴトとは建前だけで現状はそうではないものという意味です。絵に描い…

序列 その3 親子は平等か

今回は人間の優劣としての序列とは何を意味しているのかについて、親子関係を例にして考察します。親子の立場の違いは人間としての序列ではありません。前回述べたような役割の違いです。 親は子供を養育する義務があります。それは子供の安全を確保すること…

序列 その2 社会的役割

人間の優劣のランク付けとしての序列が社会に存在するかどうかを考察する第二回目です。人間社会で生存する上で、誰もが何らかの役割を持つことがあります。それは父親や子供など家族としての役割だったり、警察官や教師など職業であったり、社長やPTA会長な…

序列 その1 選別のための序列

前回人間に社会的な役割の違いはあっても序列はないと書きました。しかし現実には社会に序列は存在すると感じることが少なくないでしょう。 それは人間の優劣のランク付けとしての序列なのかを数回にわたって詳しく考察してみましょう。まず頭に浮かぶのは入…