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承認欲求の考察

承認欲求をキーワードに、人間心理や社会を考察します。

安心と諦め その2

前回世界と繋がっていると感じることは安心と諦めをもたらすと書きました。 安心と諦めという組み合わせから、停滞をイメージする人もいることでしょう。不安と希望があるからこそ前進するのだと考える人は少なくありません。蹴落とされないように必死で努力…

安心と諦め

人は否応なしに世界と繋がっていると前回述べました。 動物や自然など人間以外の森羅万象にまで範囲を広げ、かつ現在のみならず過去や未来まで視野に入れれば、誰もが繋がりを実感することは可能です。繋がりを縁と言い換えることもできます。 それぞれの縁…

つながるということ

前回ウロロボスの蛇のイラストは尾を食べているとして話を進めました。これに違和感を感じた方もいるでしょう。本来のウロロボスは尾を咥えているものです。始めと終わりが繋がり円環を形作ることから、終わることなき循環と、完結しており欠けるものがない…

他者を受容するということ

前回は共感を求めることの問題点について考察しました。共感を求める人の多くは、共感されることは受容されることだと感じています。そこで今回は受容について考察します。受容とは、受け入れることです。それは二つに分かれます。 一つは行為の受容、もう一…

支配欲と敵の正体

前回において生身の感覚を膜で遮断されているために幸福なはずが空虚さを伴う、この空虚さがグル商人の自分はだめな人間かもしれないという感覚の正体だと述べました。承認欲求とは自分はOKであると信じたいことだとこのブログでは定義しています。言い換え…

偉そうだと思われること

前回苦手なタイプだと思われる理由のひとつに偉そうだと思われることを挙げました。 相手に偉そうだと思われるのではないかという不安から自分の考えを述べることを控えるケースは決して少なくないと思われます。 あるいは偉そうと思われないための予防線を…

デモに参加しない理由

頻繁にデモに参加する友人から「なぜデモに参加しないのか知りたい」というお題をもらいました。彼は政府の推進するある政策は取り返しのつかない重要な問題であり、デモに参加して多くの国民は反対していることを示して政治家に圧力を掛けなくてはいけない…

押しの強さと個性の希薄さ

承認欲求が強い人は自己アピールのために自己愛が強いと思われがちです。愛とは執着のことであると定義するならば、確かに承認欲求は自己愛の強い状態です。どんな話題でもつい自己に引き寄せてしまいます。言い換えれば、「自分」が頭から離れない状態です…

象を撫でる

前回、現実を二項対立や序列のような分かりやすい世界であるかのように錯覚すると書きました。今回はこの点をもう少し詳しく考察します。群盲象を撫でるという仏教説話があります。盲人ばかりの村に初めて象がやって来ました。村人たちは大きな象を撫でて「…